20hive 大野さんレポートNo.5【最終回】
- 2020年7月31日
- 読了時間: 6分
更新日:2020年11月26日
ご覧頂きありがとうございます!20hiveです!
いよいよ大野さんはNYへ。エンターテインメントの聖地、NYで大野さんは
どのような経験をされたのでしょうか?今回は、6か月にわたる大野さんの
NYでの奮闘記をお届けします。
NYでの生活
今は、ルームシェアをして過ごしています。語学学校に午前中通って、もうひとつ1on1の英会話教室にも通っています。あとは、語学学校の一番上のクラスの英語ペラペラなドイツ人の友達を作ってアウトプットしています。僕自身、語学学校では一番下のクラスからスタートして、最初はその友達の会話も聞き取れませんでしたが、今では五分五分に話せるようになりました。それ以外では毎日、話せなかった表現をノートにまとめたり、単語カードを学生時代ぶりに作成したり、映画やドラマを英語字幕で見たりしながら勉強しています。
ちょうどNYに来て、6ヶ月が経ちました。新型コロナウイルスのロックダウンの影響で、6ヶ月のうち、3ヶ月以上ステイホームになってしまいました。本当は、メトロポリタン美術館に行ったり、ブルックリンミュージアムに行ったり、ブロードウェイを観に行ったり、色々なことをしてアートに触れて感性を磨きたかったのですが、逆に英語に集中できているので良い時間になったと思えるようになってきました。
BLMについて
人種差別デモが今NYでは起こっています。実際に、僕も1回デモに参加しました。コロナの状況でいうと、身近なバーに張り紙があり、それを見ると、「親愛なるバーテンダーがコロナで亡くなりました」との張り紙でした。その人もまだ若かったです。若い人でも亡くなるし、これも死を身近に感じた経験でした。いま、僕が日々健やかに何不自由なく生きていられるのは幸せなんだなと改めて実感しました。命の大切さを実感する中で、BLMのことがあって、このご時世でまだ人種差別があるのかということが衝撃的でした。新型コロナウイルスのことを考えつつも、これに参加しないと一生後悔すると思い、1回だけ参加を決めました。日本にいたら黒人差別も実感が湧かなかったと思うし、日本で強い主張するのを若干怖いと思っていたところがあって、思ったことも主張しないように生きてきました。でも、成長したなと思ったのが周りの声を気にせず、自分の心が奮い立って参加すべきだと思ったのなら、自分の心に従って行動を移すべきだと思えたことです。今立ち上がらなかったら、絶対に世界は変われないとも思います。なぜ今というのは理由があって、それはコロナで亡くなっている7〜8割の人が黒人でした。それは、黒人の方々が病院で診断されず、処方もされないからです。あとは、貧困で衛生的な面も整っていないとも考えられます。じゃあ、なぜ黒人が貧困なのか。それは、制度で決まってしまっている人種差別があるからです。黒人が住んでいる地域があって、そこは共有されています。そして、そこの地域に住んでいる人たちはローンを受けることができません。アメリカ人の大半が人生を豊かにする為に目標にしていることが2つあります。1つ目が家を持つこと、もう1つは良い大学に入ることです。ですが、家が買えない為に早期に就労すれば、大学にも進学出来ず、その結果、良い仕事にも就けず、結局は貧困に陥るという悪循環に至ります。もし家があれば、税金が地域に入り、そのお金で小中高が運営されます。その環境下で教育を受けられ、良い大学に入ることができます。しかし、黒人の貧しい環境下では、満足のいく教育を受けることも出来ず、教員の給料も安いため質が低く、クラスも生徒が溢れかえっている状況になっています。そして、非行に走ってしまう人も少なくありません。これは国だけでなく、世界で力を合わせて解決していかなければならない問題ですよね。そんな世界を変えたいと思って、法律を変えたい、このような環境下を変えたいと思ってみんなが今デモをしている状況です。一時期は暴動のようなこともありましたが、今は落ち着いて訴えることを意識してみんなやっています。これは大きな歴史の転換点になるんじゃないかなと僕は思っています。僕らがデモに参加する以外で出来ることって、人に話したり、こういう知識を共有したりして知ることだけでも世界を変えることのきっかけになり、ひとりひとりの意識が変わっていけば良いなという日々を過ごしています。
帰国後について
11月に大型ミュージカルをやらせて頂きます。その後も色々仕事をして、来年またアメリカに戻りたいと思っています。今後、俳優として色々な挑戦をしながら、具体的にはまだ決まっていませんが、役者としても人としてもグングン成長して、面白い生き様ができて、それを見ている皆さんが刺激を受けたり、笑顔になれたり、夢ができたりと、そんな影響力のある人になれたらいいなと思っています。
大野さんの「挑戦」について
支えて下さってる皆さん、ファンの方々、みなさんにとって自慢出来る存在になりたいというのが僕の目標です。最後に、挑戦する時に大事にしていることは、人として成長することが僕の一番のテーマで、一生、死ぬまで成長し続けたいと思っています。なので、この挑戦が自分をどのくらい成長させるのかというのをまず考えますね。そして、何をするにも挑戦したことは、どの分野でも絶対に生きてくるので必要のない挑戦は無いと思っています。あとは、人間性を磨くということ。どんなことをするにしても人間性が大事になってくると思うし、人間性が良ければ人に支えてもらえて、運と縁の神様が味方をしてくれて色んな人と繋がれるので、それを大事にしています。人間性を高める為にも、自分自身を分析していくのは大事だと思ってます。僕の場合は、役者をやる上で、役と自分との共通点を探す時に分析をします。自分にとって何が必要か明確になるので、目標も見えるし、課題も見えるようになります。その為にも、人間性を高めることが大事だと思ってます。
もう一つは、固定概念に縛られないようにするというのが大事だと思ってます。大学3年生時に就職活動を始めて就職先が決まり、大学4年生で卒業して就職という一般的な生き方に必ずしも従う必要はないと思うんです。4年生の時に留学するのも良いと思うし、卒業してまた別の学校に行くのも良いと思います。たくさん経験をして、人間性を高めることで、もっともっと色々なことが見えてくると思います。自分を分析して、自分を高めて、自分なりの道を歩んでいけるように強い人であって欲しいなというのが僕からのメッセージです。
強い自分になって、自分の心が本当に求めているものが何かを知って、周りが何と言おうが、それに向かって突き進んで欲しいと思います。人間、何歳になっても挑戦できるので、いつでもやり直せます。50歳からでも新たな人生を始められます。本当に自分の強さ次第です。人生はタフな選択の連続なので、1日1日を大切に、一つ一つの選択を大切に、自分の心に従って、後悔のない人生を送って欲しいなと思います。これが僕の伝えたい言葉です。
全5回に渡ってお送りしてきた事後レポートもこれで最後になります。
お楽しみ頂けましたでしょうか。
文字だけでは物足りない!という方に、公演のアーカイブを公式YouTubeにて公開中です。
是非、そちらもご覧ください。
今後もまだ企画を立案中です。


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